◎平成23年7月28〜30日 第38回全国高等学校少林寺拳法大会「一般財団法人 少林寺拳法連盟 本部にて」 〜支えあう仲間・支えあう生命〜 |
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〜7月30日 決 勝〜決勝結果(PDF) | |||
2011年(平成23年)7月29日(金)〜30日(土)、「東日本大震災復興支援第38回全国高等学校少林寺拳法大会」が一般財団法人少林寺拳法連盟本部において開催されました。 大会参加人数は157校652名。連日30℃を超える猛暑の中、選手の熱気溢れる演武が暑さを圧倒し、無事大会を進めることができました。 今回の大会は、夏場の電力供給問題から当初予定されました東京開催を断念し、急遽香川県での実施となり。準備期間は、わずか3ヶ月でしたが、第14回全国高等学校少林寺拳法選抜大会(3月)が直前の震災により、やむなく中止されていたこともあり「3年生最後の全国大会をぜひ開いてあげたい」と、香川県の先生方の熱い想いに支えられ、何とか開催にこぎつけることができました。 大会テーマは、『支えあう仲間・支えあう生命』。東日本大震災からの復興を心から祈り、支えてもらった多くの仲間に、そして今、命あることに精一杯感謝しようと、香川の地よりメッセージが発せられた。それに応えるかのように、大会テーマのロゴマークを坂出第一高校ファッションデザイン科の生徒が、プログラムのイラストは香川県立高松工芸高校デザイン科の生徒が制作するなど、外部からの大きな協力を得られることができました。 また奇しくも今年は、少林寺拳法創始者宗道臣生誕100周年の年、かつて終戦直後の日本がそうであったように、今回も復興に向けて立ち上がり、みんなで支えあいながら懸命に生き抜く被災者の方々に応援の風を届けようと、大会ロゴマークがデザインされた“団扇”に大会参加者全員でメッセージを書き込み、宮城県少林寺拳法連盟に送られた。 大会初日、震災で犠牲となられた方々への黙祷を捧げたあと、開会式が始まり、式典では浜田恵造香川県知事より「100周年を迎える年に、少林寺拳法発祥の地、香川で開催されますことは誠に意義深い」とのご祝辞を頂き、少林寺拳法グループ宗由貴総裁は祝辞の中で「自分の可能性を信じ、命を大切にする感性を磨き、自分の存在意義を実感してほしい。そして、高校生の力で明日の日本を元気にしていきましょう」と締めくくられました。 最後に宮城県の選手団に対して義援金が送られた。宮城県からは復興困難な状況にも関わらず3校の出場があり、代表して塩釜高校の阿部光君から「現地において少林寺拳法のみなさんがボランティアに参加し、活動している姿を見ることがあります。そのたびに私たちは一人ではなく支えられていることが実感でき、これからも前向きに頑張ることができます。」と感謝と決意の言葉が伝えられ、準備に携わってきたスタッフは勿論、会場内全員が、この大会を迎えることの有難さと喜びを噛み締めながら、競技がスタートした。 本大会からは種目改訂により、有段者中心の演武となったが、中には各都道府県から選出された級拳士も参戦しており、その気迫は有段者に劣らぬものがあり、決勝での演武は各種目とも激戦を経てきただけに、どれも息を呑むような迫力があり、会場内は一気に緊迫感が張り詰めました。また、今回は実験的に次世代の採点システムが導入され、パネルタッチの採点で一斉に電光掲示板に成績が表示され、その速さには目を見張るものがありました。これも香川高専詫間キャンパスの先生方の全面的協力の下で進められているものでした。 閉会式では、香川県村井誠専門部長より、「感謝の気持ちを一生持ち続け、お互い支えあう幸せな人生を送ってほしい」と挨拶があり、夏川伸也委員長より「現在新潟は大雨のためご心配をおかけしていますが、花火で有名な長岡でお待ちしています」と新潟開催のアピールで幕を閉じました。 |
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〜7月29日 予 選〜結果 組演武(PDF)・単独演武(PDF)・団体演武(PDF) | |||
初日となったこの日は開会式に続き、男女ともに単独演武、組演武、団体演武の3種目において予選が繰り広げられ、選手たちの熱戦が繰り広げられました。 開会式では「震災の被害に遭われた人々に勇気と元気を持っていただけるように、正々堂々と戦うことを誓います」と開催地、多度津高校少林寺拳法部主将の選手宣誓が行われ大会が始まりました。 |
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〜7月28日 最終調整〜 | |||
本日は公開練習が行われ、明日の予選に備え最終調整を入念に行っていました。 | |||
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