財団法人全国高等学校体育連盟少林寺拳法専門部全国研究大会・ 財団法人全国高等学校体育連盟加盟記念祝賀会について〜2010.5.2(日)於:品川プリンスホテル |
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開会式 |
(財)全国高体連少林寺拳法専門部 瀧上文雄専門部長 挨拶 |
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東京富士見丘高校生徒による演武披露 |
京都府教員による演武披露@ |
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京都府教員による演武披露A |
和太鼓披露 「大元組」 |
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平成22年5月2日(日)、東京品川プリンスホテルに於いて、(財)全国高等学校体育連盟少林寺拳法専門部全国研究大会が開催され、全国各地から233名が参加した。本大会は、全国高等学校少林寺拳法連盟が今年度より(財)全国高等学校体育連盟に加盟したことを記念しての事業であり、第一部が研究大会、第二部が記念祝賀会という二部構成で行われた。全国高等学校少林寺拳法連盟は昭和48年に発足し、同年に静岡県において第一回全国大会を開催した。その後、北海道から鹿児島県に至るまで、全国各地で全国大会を開催し、今年、第三七回大会が埼玉県を会場に開催される。今年(財)全国高等学校体育連盟に加盟したことにより、数年後には正式にインターハイ種目となる。 第一部の研究大会の開会式では、開会宣言後、国歌及び高体連の歌を全員で合唱し、続いて少林寺拳法専門部瀧上文雄部長より挨拶が行われ、「これからは全国高体連の規則にのっとり、さらなる飛躍を遂げなければならない」と述べた。続いて、文部科学省スポーツ青少年局企画体育課調査官佐藤豊様、(財)全国高等学校体育連盟会長三田清一様、(財)少林寺拳法連盟会長新井庸弘様の3名の来賓から祝辞をいただいた。佐藤調査官は「武道は単に技を磨き結果を求めるものではなく、自分で自分を律し、お互いを尊重する姿勢を身につけ、調和のとれた豊かな人間性を養うものである。」と述べられ、三田会長は「少林寺拳法は、率先してフェアプレーの精神を他の高校生の模範になるとともに、二一世紀を築く若者として健やかに成長している姿を全国に見せてくれると思っている」と述べられ、新井会長は、「教育すなわち人づくりこそが国づくりのもとである。少林寺拳法の目的は、自分の可能性を信じ、『半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを』の精神で世界の平和と福祉に貢献することと、本当の強さ、人間としての規範を身につけることにある。本研究大会が教育の場に生かされることを願っている。」と述べられた。来賓挨拶に続き、来賓・役員が紹介された後、少林寺拳法グループ総裁、宗由貴様からのメッセージが披露され、開会式が終了した。 研究発表は2名の先生が行った。最初は中部大学第一高等学校の松原辰典教諭により、「身心一如の活人拳について」というテーマで発表が行われた。発表では、日々の練習を通して、子供達の中に眠っている可能性を引き出し、「自信に満ちた行動力のある人間」「人の役に立とうとする心」を育てる具体的指導法を作り出すことを目的に研究し、その方法と効果を映像を通して紹介された。二番目は、東京理科大学の藤原豊樹助教により、「少林寺拳法における剛柔一体の間合いについて」というテーマで発表が行われた。この発表では、少林寺拳法の特徴の一つ「剛柔一体」における間合いの変化を、最新の器機を用いて測定し、その結果から少林寺拳法の技術構造を理解するとともに、他の武道にも応用できるように研究を進めていくことを発表された。 研究発表に続いて基調講演が、(財)全国高等学校体育連盟専務理事の梅村和伸様により「インターハイ正式種目参加に向けて」というテーマで行われた。この講演の中で梅村先生は、(財)全国高体連のあゆみと運動部活動およびインターハイの現状を話され、さらに運動部活動・インターハイが抱えている問題点についても一歩踏み込んで話された。その後、少林寺拳法専門部の須田剛副部長により閉会の挨拶が行われ、「我々は『心身両面の健全育成を少林寺拳法部に期待しています』という言葉を心に留めて、これからも頑張っていきます」と述べて第一部を閉会した。 会場を移して第二部、加盟記念祝賀会が行われた。開会に先立ち、東京富士見丘高校生徒による組演武と京都府教員による団体演武が披露され、いずれも迫力のある素晴らしい演武で、会場を魅了した。その後、和太鼓演奏に続いて、少林寺拳法専門部の山内謙三副部長により開会挨拶が行われ、続いて(財)日本武道館理事・事務局長の三藤芳生様より祝辞をいただいた。 その後鏡開きを行い、乾杯へと移った。乾杯の音頭をとった全国高等学校少林寺拳法連盟初代理事長の大西要様は、40年前に少林寺拳法創始者の宗道臣先生により高校連盟の設立を頼まれ、暗中模索しながら現在の組織へと発展してきた思いを語られた。さらに会食・歓談の中で、高校連盟の歴史がビデオで上映され、参加者は懐かしい映像に見入った。歓談の途中には、全国高等学校少林寺拳法連盟名誉会長の藤田光信様と三代目理事長の名田誠様よりスピーチをいただき、全国高体連加盟までのご苦労を話された。 祝賀会も終わりに近づき、研究大会の発表者への感謝状授与と功労者への表彰状の授与が行われ、代表で全国高等学校少林寺拳法連盟二代目理事長の位田隆久様と大阪産業大学附属高等学校の濱田龍二様が表彰を受けた。祝賀会の最後に、新たに全国高体連の専門部となった常任委員の紹介が、水島壮司事務局長から行われ、代表して伊東茂治委員長がお礼の挨拶を述べて記念祝賀会を終了した。 平成22年より(財)全国高等学校少林寺拳法専門部の新たな歴史がスタートした。 |
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(財)全国高体連会長 三田清一 様 来賓祝辞 |
(財)少林寺拳法連盟会長 新井庸弘 様 来賓祝辞 |
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研究発表@「身心一如の活人拳」 () 中部大学第一高等学校 松原辰典教諭 |
研究発表A「少林寺拳法における剛柔一体の間合いについて」 東京理科大学 藤原豊樹助教 |
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基調講演「インターハイ正式種目参加に向けて」 (財)全国高等学校体育連盟 専務理事 梅村和伸 様 |
閉会の辞 全国高等学校少林寺拳法専門部 須田剛副専門部長 |
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全国高等学校少林寺拳法連盟の積年の思いであった |
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