一般財団法人少林寺拳法連盟 川島一浩会長から、高校生へのメッセージが発表されました

一般財団法人 少林寺拳法連盟
 高校生拳士 各位

毎年4月は新年度の始まりで、入学、進級など希望に満ち溢れる時です。
しかし、今年は様子が異なっています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下における様々な活動自粛など、かつての日常生活が失われています。少林寺拳法におきましても、様々な大会、行事が開催中止となり、通常の修練さえも行えないようになりました。
やむを得ないことではありますが、大変残念に思っております。

連日、テレビやSNSを開けば目に飛び込むのは、新型コロナウイルスのニュース。世界中がこの危機を乗り越えようと対応が進む中、皆さんは以前とは違う生活に窮屈さを感じているかと思います。
このような日々を過ごす中で、私は「強くて、優しくて、賢くなれよ」との、少林寺拳法創始者 宗道臣先生の言葉を思い出します。 宗道臣の言う“賢くなれ”は、知識ではなく善悪を判断できる“智慧”のことです。今まさに、皆が協力し賢く行動することが求められています。

私たちがすべきこと、出来ることを考えてみましょう。
まず、すべきことは徹底して自分が感染しない努力です。その為にはこの現状を理解し、不要不急な外出を控えることがシンプルかつ一番大切なことです。自分を守ることが結果として家族・大切な人を守ることに繋がることを、常に念頭に置いて行動し てください。
そして、出来ることは何でしょうか。現代社会で無くてはならないSNS、皆さんの生活にも深く根付いており、特に自宅にいる時間が増えた現在は、必然的にSNS利用時間も増えていると推測します。そこで、情報を評価・識別・活用する力を高めていきましょう。“情報社会での護身”を徹底すると同時に、皆さんから創出される新たなアイディアで、身近な仲間を勇気づけたり、笑顔にさせたり、プラスの効果を広めることが出来るのではないでしょうか。その際には、他者の批判ではなく、思いやりのある言葉、行動を心がけてください。

春の高校選抜大会に続き今夏のインターハイも中止となり、本当に悔しい思いをされていると思います。私も残念でなりません。ただ下を向いても何も変わりません。この悔しい気持ちを力に変え、前を見据えてください。
宗道臣先生は「高校生こそが少林寺拳法発展の原動力になった」と、いつも述べられていました。皆さんのたくましく、はつらつとしたエネルギーによって、この苦しい時期を乗り越えていけると信じています。

宗道臣先生の言葉に「志あれば道は必ず開ける」があります。不運を嘆かず、苦難の中にあっても、事をなしていく強い気持ちがあれば、必ず道は開けます。
必ず明るい未来はやってきます!
一日も早くこの問題が終息に向かい、皆さんが安心して修行を再開できる日がきますように、心より念願しております。

一般財団法人 少林寺拳法連盟
  会  長  川 島 一 浩  

中止となった第23回全国高等学校少林寺拳法選抜大会の弁論の部について

1.北海学園札幌高校 新名ひなた(この時代に私はどう生きるか)
2.清真学園 笹本千晶(これからの少林寺拳法が目指すところ)
3.海老名高校 本多桜子(この時代に私はどう生きるか)
4.神島高校 森澤日菜(少林寺拳法の教えを日常生活でどう生かすか)
5.広陵高校 多田ひかる(私にとっての部活動)
6.希望が丘高校 久保田結衣(私にとっての部活動)
                     ※PDFデータ

 日頃より高等学校における少林寺拳法の活動に、ご理解、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
  さて、第23回全国高等学校少林寺拳法選抜大会が中止となり大変残念な気持ちで過ごしている方も多くおられると存じます。この度、一般財団法人少林寺拳法連盟にもご理解を賜り、大会で発表をする ことができなかった弁論の部に出場予定であった6名の弁論内容を、この場をお借りして発表させて 頂きたく存じます。演武をご覧いただけないのは、残念ではありますが、日常の部活動が実施できな い学校も多くありますので、ご理解くださいますようお願いいたします。1日も早く、皆さんが少林 寺拳法の修練に安心して活動できることを祈念しております。

公益財団法人全国高等学校体育連盟少林寺拳法専門部
        部長 石井 航太郎 常任委員一同